第237回西区在宅ケア連絡会について

第237回西区在宅ケア連絡会(札幌市医師会西区支部 在宅医療提供体制整備等事業 事例検討研修会)

  • 日時:令和元年6月13日(木)18:30~
  • 会場:西区民センター3F大ホール
  1. みなさまお疲れさまです。(自己紹介)
  2. 報告・連絡
    1. 第236回例会の参加は77名でした。
    2. 研修会、シンポジウムなどの報告、予定など
    3. 240回例会について
    4. その他
  3. 見える事例検討会の紹介 イムス札幌消化器中央総合病院指定居宅介護支援事業所 根布谷美智子さん
  4. 事例検討「障がい者のおかれている状況を理解しよう」
    厚生労働省においては、「『地域共生社会』の実現に向けて(当面の改革工程)」(2017/2/7厚生労働省「我が事・丸ごと」地域共生社会実現本部決定)に基づき、その具体化に向けた改革を進め、地域包括ケアシステム構築などとの関係に関しては、”地域を基盤とする包括的支援の強化”を掲げ次の様に説明しています。「地域包括ケアの理念を普遍化し、高齢者のみならず、生活上の困難を抱える障害者や子どもなどが地域において自立した生活を送ることができるよう、地域住民による支え合いと公的支援が連動し、地域を『丸ごと』支える包括的な支援体制を構築し、切れ目のない支援を実現していく。」

    西区在宅ケア連絡会では、地域共生社会の実現に向け障がい者の置かれている状況を理解するため医師会西区支部とともに事例検討を行うこととしました。なお、障がい者について考える際には、平成28 年に相模原市の障害者支援施設「津久井やまゆり園」で起きた痛ましい事件を忘れることは出来ません。厚労省では事件の再発防止策検討チームを設置し、共生社会の推進について以下の報告をしていました。

    「今回の事件は、障害者への一方的かつ身勝手な偏見や差別意識が背景となって、引き起こされたものと考えられる。こうした偏見や差別意識を社会から払拭し、一人ひとりの命の重さは障害のあるなしによって少しも変わることはない、という当たり前の価値観を社会全体で共有することが何よりも重要である。そのためには、障害のある人もない人も、地域の人々も、障害者施設で働く人も、全ての人々が、お互いの人格と個性を尊重し合いながら共生できる社会の実現に向けた取組を進めていくことが不可欠である。」

    上記事件を機に改めて優生思想が問われていると感じます。私達西区在宅ケア連絡会と札幌市医師会西区支部では、誰でもこの地域で最期まで生きられると、自信を持って言うことの出来る地域共生社会を作っていくために協力し合うことを再確認したいと思います。

  5. 今後の予定
    • 令和元年7月11日(木)18:30~第238回例会 「訪問介護について皆で考える」(仮題)於:西区民センター
    • 令和元年8月 8日(木)18:30~第239回例会&夏の大懇親会(案)
    • 令和元年9月14日(土)16:00~第240回例会 日本在宅医療連合学会第1回地域フォーラム内企画 於:札幌市教育文化会館