テーマ:「コロナ禍の地域高齢者と介護者の実態を明らかにしよう。各事業所の状況も共有しよう。」
これまでの取り組みを通して、高齢者本人のみならず介護者にも大きな影響が生じていることが分かりました。又、私たち各事業所にも影響が及んでいますが、高齢者本人及び介護者を支える役割を果たすことが求められている私たち自身の状況についても意見交換した方が良いのではないかと思われます。COVID-19感染対策を始めて半年が過ぎました。改めて私たちの置かれている状況を確認し合うところからスタートしたいと思います。今回はまず地域に暮らす高齢者や介護者の実態と私たちの状況を明らかにし、次月以降で西区支部と西区ケア連としての対応を検討していくことを提案します。
日時:令和2年9月10日(木)18:30~19:30
会場:西区民センター大ホール & Web(zoom)
定員:50名(会場) / 90名(Web)
申込み:フォームより申込みして下さい。
取得したメールアドレスへzoomのミーティングID等送付します。また、次回以降の例会のご案内を送付いたします。
西区ケア連における感染対策について
開催する上では、感染対策として以下の条件をみんなで守ります。
※業務以外においても、参加者の皆さんは3密を避けて生活していることが前提です。
- 会場に入る時に手指衛生(アルコールを用意します)をお願いします。
- 非接触型体温計にて体温測定します。
- 受付の担当者はフェイスシールドを使用します。
- 個人で使用できるように、受付の際に酒精綿を配ります。
- 筆記用具は各自持参願います。忘れた人のために筆記用具を用意します。
- 全員が最初から最後までマスク着用してください。
- 椅子の間隔を空けます。会場の指示に従い、定員の新基準を遵守します。
- 2箇所以上窓やドアを開け、換気しながら会議を行います。
- 会議を短時間とします 目安は1時間程度です。
- 会議の前後にテーブルや椅子などを拭きます。
- 全員参加の自己紹介については感染対策上特別の配慮を講じます。
- 例会終了後も、参加者は3密を避けて行動します。
- 各会場から示されるルールを守ります。(参加者全員の氏名・連絡先を1か月間管理)
※可能な方はwebで参加できるように準備をお願いします。Web参加が難しい方は会場での参加も可能です。(定員を設けます) - 今後の例会参加は当面事前申し込み制にします。
- 参加希望者は事前にメールアドレス登録いただきます。
- 例会の開催案内を都度行います。
- 参加される方はZoom又は会場での参加か選択していただきます。
- 会場での参加を希望された方も、体調悪化時は欠席いただけますようお願いします。
- 246回例会・幹事会(7月)では、緊急事態宣言下で廃用が進行している高齢者の事例を取り上げ検討しました。他に、介護者の収入が絶たれたことにより、要介護者に支給されている年金を頼みに生活せざるを得なくなり、介護サービス利用出来なくなったケースについても共有したところです。新型コロナウイルス感染症に関しては感染防止が最も重要ですが、実際に感染を来さなくても高齢者の生活の様々なところに影響を及ぼしているという問題に向き合う必要があることが示唆されました。
- 247回例会・幹事会(8月)では、コロナ禍における認知症高齢者への影響について検討しました。感染を防ぐ上では身体的距離をとることが必要とされていますが、認知症高齢者にとっては、距離をとることにより身体的活動及びコミュニケーションが不足します。結果として病状が悪化することが予想されるなど、認知症高齢者への影響がとりわけ大きいと予測されたからです。
西区役所保健支援係長さんや保健師さんから3つの事例について報告を受け意見交換しました。通所介護サービスの休止や、利用の差し控えなどにより、認知症の方が体調変化を生じていることは予想されていましたが、介護サービス以外では老人福祉センターやスポーツジムも利用できなくなったことを共有しています。又、外出しなくなったことで、本人だけではなく、介護者の体調も変調を来し、中には虐待が疑われたケースもあったことが分かりました。
私たち医療と介護の事業所職員は、自分たちもコロナ禍の影響を受けている中、患者さんや利用者さんの変化に気付き適切に対処していくことの重要性を確認し合い終了しました。