第255回西区在宅ケア連絡会のご案内

北海道に再び新型コロナウイルス緊急事態宣言が発出されます。過去最高の新規感染者数更新、死亡者数〇名という報道が珍しくない状況です。人口10万人体新規感染者数は大阪を超え、札幌市は日本で一番になってしまいました。医療体制は”逼迫”している状況を超え、限界を超えて崩壊してしまった感さえあります。 しかも、このような状況下においてコロナワクチン接種の準備を着実に進めなければならないところです。

「自分のかかりつけ医療機関がワクチン接種を行わない」「ワクチン接種がいつ始まるのか分からない」「医療従事者の接種が済んでいない状況で住民の接種を始める矛盾を分かって欲しい」「ワクチン接種が済んでも、今の感染対策がしばらく必要と言うことが理解されているのだろうか」「今までだったら入院できた病状なのに、入院できない」「治療が終わっているのに次の療養先が見つからない」「面会禁止と言われるがいつまでこの状態が続くのだろうか」「こんな状況が1年以上も続き、フレイルが更に進んでしまった」「国の方針が一貫していない。自治体は何をしているのか!」等々全て拾い上げ切ることが出来ない程の声が自分の周りの住民、専門職から寄せられているのではないでしょうか。

私たちは、顔の見える関係を大事にして連携し、一人ひとりの患者さん・利用者さんに対して全く異なる事業所職員が協働している”仲間”です。職場に戻れば、普段は別々の基準に沿って業務に当たっているはずですが、地域住民がこの地域で最期まで幸せに暮らしていけるよう、あたかも同じ事業所職員の様に動き、サービス提供しています。ここに至ったのは自然発生に因るのではなく、西区在宅ケア連絡会の場でネットワーク構築を意識して取り組んできた皆さん方の活動の成果です。ここに確信を持ち、先が見えない様に思えますが、明けない夜は無いとも言われます。辛い時には、自分以外の何かを責めたくなる気持ちも生まれ易いのですが、分断や対立を持ち込まず、困難な状況だからこそ手を取り合って、解決のために共に前に進んで行こうではありませんか。連携を更に強めて行くきっかけとしましょう。

例会では、時間の許す限りそれぞれの事業所の状況を口頭で報告し合い現状を共有したいと思います。身の回りで起きていること、疑問を持ち寄りましょう。多くの方の参加を呼びかけます。

今後の予定

  • 256回例会 令和3年6月10日(木)18:30~開催形式未定
  • 257回例会 令和3年7月08日(木)18:30~開催形式未定