第291回例会「認知症疾患医療センターについて」


北海道医療センターでは「認知症疾患診断センター」を2016年10月に開設し、連携施設と関係を密にしながら認知症診療を行い、認知症患者さんのそれぞれの状態に応じた適切な医療を「地域」として提供できる体制作りを目指してきました。本年4月には、札幌市の認知症疾患医療センターの指定を受け、特に認知症の診断・身体合併症治療・新規抗体薬治療を中心とした「認知症疾患医療センター」へと移行しました。
 認知症疾患医療センターは認知症に関する専門的な診断や症状への対応、専門医療相談などを行う医療機関です。かかりつけ医からの紹介により認知症の鑑別診断を行い、検査画像や診断結果をかかりつけ医に提供し、治療や経過観察、引き続き日常健康管理などをかかりつけ医にお願いしています。また、フォローアップのための定期検査や現在の症状に関しての相談は、適宜受け付けています。必要に応じて脳神経内科での再度の検査や地域医療機関の紹介など、患者さん並びにご家族がスムーズに医療提供が受けられるよう調整いたします。地域全体で認知症患者を診ていくために、かかりつけ医を中心とした体制をバックアップすることを目的とした医療機関です。
 今回の例会では「①認知症疾患医療センターの機能と役割」、「②北海道医療センターの認知症診療」、「③新しい認知症治療薬」を学び、地域で認知症患者を支えていくために必要なことを共有する場とします。ぜひご参加ください。

  • テーマ:認知症疾患医療センターについて -北海道医療センターの認知症診療-
  • 講 師:国立病院機構 北海道医療センター 新野正明 認知症疾患医療センター長
  • 日 時:6月27日(木)18時30分~
  • 会 場:西区民センター 3階 区民ホール
  • 申込み:申込みは不要です、直接会場にお越し下さい
  • 問合せ:
    • 西区在宅ケア連絡会 info@zaitaku-care.info
    • 札幌市医師会西区支部 011-611-4181
  • 主催:札幌市医師会西区支部・西区在宅ケア連絡会